2005年02月18日
COMITIA71
- 日時
- 2月20日(日) 11:00〜15:30
- 場所
- 東京ビッグサイト東1ホール
- スペースナンバー
- S16a
TMRはCOMITIA71に参加し調査報告を頒布します。頒布物はコミティアでは初売りとなる、第34回調査報告『激漫の殿堂 マン・キホーテ』を中心とした既刊です。新刊はありませんが、会員有志が相撲漫画をクロスレビューしたペーパーを配布します。ご期待ください。
今回のコミティアではずっと会場にいるはず。相撲漫画レビューをする「会員有志」に僕は含まれていないのであしからず。
2005年01月11日
Cookie;2月号;集英社
ふろくにはNANAモノグラムポーチ。これを喜んで使うのはせいぜい中2ぐらいまでだろうに。こういうところをみても雑誌全体としての狙いがつかめない。
今月はともようこの新連載「少し前まで」が最高。Cookie生え抜き作家として初めて単行本(『サマーランナー』。まだ買ってない)が出て、さらに生え抜きとして初めての連載という時点でCooike原理主義者としては熱烈な支持を表明するものだが(まだ買ってないくせに)、とてもヒットしてしまい自室を転げ回って悶絶したあげく、体力気力が切れてそのまま眠ってしまったぐらいおもしろかった。告白したら仲良くなれると思いこんでた非モテ童貞が、告白したら面と向かって女の子に「気持ち悪い」と言われる! 気持ち悪い! 僕が大喜びしてる図がそもそも気持ち悪いが、Cookieに(「少女漫画」に?)これを前から求めていたんだ、という感覚すらする。年間ランク暫定1位ですよ(これをaraiさんにみせたら大喜びしてくれた。そういえばゆびさきミルクティーについての記事はまだですか? 読みたいです。いっぽうmikitaさんは渋い反応)。この男の子の弱さというのは自分に甘い男性作家では描けない気がする。次号以降、この主人公のボク(澄夫君。タメの女の子に敬語)がダメじゃないほうにかわっていくのか、それともこの女の子(杏さん)が澄夫君のダメさを肯定するのか、あるいはまた否定するのか。とても楽しみです。
きせかえユカちゃんは主人公が小学生の漫画らしく「どうやったら赤ちゃんができるの?」ネタ。落としどころがひどすぎる。Cookie読者の何割がわかるんだ。おもしろすぎです。東村先生を疑った僕がバカでした(コピペ)。栗原まもるの読み切り「夢見がちハイウェイ」、今月からCookie本誌に不定期連載化(?)の志村志保子「女の子の食卓」、最終話の谷川史子「ホームメイド」、どれもよかった。次号からは石田拓実「パラレル」が新連載。こんどはもうすこしわかりやすい話になるといい。
YOUNG YOU;2月号;集英社
ちょっと雑誌としての先行きの不安を感じさせる表紙。読み切りを押し出すというのはどうなのか。
で、東村アキコがその読み切りで登場。「とおりゃんせ」。前号の予告カットと大幅に違うことに激怒しているひとがいる。正直見苦しいと思うけど気持ちはわからないでもない。でも僕は東村先生の描くダメ男同様にショボ女も好きなのでいいんですけどね。東村DD。しかししうめいの言うとおり確かに物足りない。表紙の「真っ直ぐの豪速球で狙った男を撃て!」は明らかにウソ。
勝田文の読み切り「パーラー」もラストがやや尻切れで、勝田文だから許されるという雰囲気ではあるけれど、こちらも少々物足りない。三回転半ぐらいした期待を抱いて読んだかれん「名古屋嬢のエリカさま」にしてもふつう(=不快感が少ない)だった。読み切りの比重が高すぎて連載がオマケみたく思えるのはいかがなものか。なんだか満たされない読後感。
…と思ったら巻末読者ページ「YYパフォーマンス」に衝撃の一報が! 東村アキコ結婚! お相手はオフィス★怪人社主宰のIKKAN氏。それもオフィシャルなニュースのかたちではなく、インタビュー企画「ニュー姐さんのVIPルーム一番星」の中での発表(?)。イラスト担当の大久保ニューが描いているとおり、インタビューする段になって結婚が発覚したんならすごいよな。まあそれはないだろうけどともあれおめでとうございます。東村ヲタ的には作風が変化するのかとか旦那はスグルとかコオロギみたいなダメ男を感じさせるのかなどということがやっぱり気になる。新刊『ゑびす銀座天国』は1月14日発売。りぼんマスコットコミックスYOUNG YOUシリーズから刊行(そんなレーベル作んなくてもクイーンズでいいのに…)。
2005年01月09日
週刊少年チャンピオン;No.6;秋田書店
表紙巻頭は安田美沙子。トレカつき。「チャンピオンLOVE」は福本奈々。
もう、馬場民雄のラーメン漫画を楽しみにチャンピオンを読むというのは不本意極まりないんだけど、今回はおもしろすぎた。暴走族ですらラーメンを作る。ちょっとまあ、これは読んでください。読まないとこの衝撃はわからない。おそるべしラーメン原理主義。
あと、“秋田書店のDVDレーベルがついに始動!!”で矢吹春奈のDVDが出るのはいいし、“アイドルとマンガのスペシャル・コラボ特典映像付ッ!!”ってのもまあいいんですけど、そのカラー広告にいるもずくは何ですか。なぜ施川ユウキ先生の「もずく、ウォーキング」(ヤングチャンピオン連載中!)の、主人公の犬であるところのもずくがいるのですか。施川マンガとアイドルとのコラボなんですか? それならおもしろすぎるのでストライクゾーンを外れたアイドルのDVDでも買いますよ。詳報がほしい。今週もサナギさんはおもしろかったです。一方子どもたちはといえば 「うんこ」とかで大爆笑!!
次号グラビアは下村真理、チャンピオンLOVEはシェイラ。
週刊漫画ゴラク;1月21日号;日本文芸社
年末に渋谷で100円雑誌を買おうとしたらちょうど警察のガサ入れを受けていて、目の前で多くの店がなくなった。一部の店はダンボール箱に雑誌を詰め客の申し出に応じて取り出すという、100円雑誌屋なのにかなりイリーガルな雰囲気を漂わせる売り方で生き残りを図った。きょう行ったらそのイリーガル本屋はまだ健在で、そのオッサンからゴラクを購入。
平松伸二「嗚呼どす恋ジゴロ」は新春スペシャルということで今週と来週の二号連続掲載。それはいいのだが、最終ページ、いつもの創作甚句が気になる。「お待ちくだされ最終話」とある。しかし次号予告等には「次号も登場! 衝撃のクライマックス!!」とある。どっちなの? 終わるの? 新年から連続掲載するような人気作をこうかんたんに終わりにするとは思えない、というか終わったら困るので、平松先生が編集の「次はクライマックスですね!」というような一言を最終回の意と勘違いした、という説を採りたい。
土山しげる先生の「喰いしん坊!」は信じられないことが多すぎる。錠二かっこよすぎる。
巻末コラム「ズバリ事件です!!」の山田厚俊は大谷昭宏事務所所属。たしかに同じような雰囲気ではある。
2004年12月31日
河合杉等の2004年漫画ランキング
1 学園恋愛者! 栗原まもる
2 潔く柔く いくえみ綾
3 フェアリーアイドルかのん 袴田めら
4 ハッピーエンド あいかわ菜都
5 ゑびす銀座天国 東村アキコ
6 ショー☆バン 原作/森高夕次 作画/松島幸太朗
7 おかえりっサクちゃん あっきう
8 ピース オブ ケイク ジョージ朝倉
9 ハルガスミ かりん
10 TWO突風! 原作/藤井良樹 作画/旭凛太郎
11 三つ編と赤い自転車 アルコ
12 たたかえ!ハニー おおいま奏都
13 悪の生徒会長 小笠原朋子
14 三日月★パン ささだあすか
15 ハルコビヨリ 小坂俊史
16 神経科医Dr.イラブ 原作/奥田英朗 漫画/矢口順一
17 はるか17 山崎さやか
18 大漁!まちこ船 三宅乱丈
19 嗚呼どす恋ジゴロ 平松伸二
20 おれはキャプテン コージィ城倉
21 スイートプールサイド 押見修造
22 月のパルス くらもちふさこ
23 おおきく振りかぶって ひぐちアサ
24 花の名前 斎藤けん
25 殺殺草紙 駕籠真太郎
26 女帝花舞 原作/倉科遼 劇画/和気一作
27 小田原ドラゴンくえすと! 小田原ドラゴン
28 女子高生 大島永遠
29 きょにゅう★刑事 ハットリユカコ
30 Berryz工房のピカピカGilrz工房 島田悦子
総評
今年はしょーこという生物学上の女性会員が入ってきたので、TMR乙女部部長の座を奪われる!とか心配したけど杞憂だった。でもそれとは関係なしに、実は夏前ぐらいに少女系がぜんぜん読めなくなってた。恋愛至上主義的な集英社系な世界と、小さいころ描いてた理想の自分とは違う22歳の私(放校寸前)とのギャップをいまさらながら痛烈に感じてしまったのが明確な理由。で、連鎖して漫画全体に手が出せなくなってしまい一種のスランプみたいな状態に陥るという、自分で自分の人格を否定する動きがあったのは事実。いわば漫画NEETなその間はアイドルDVDとBerryz工房の小中学生とソニンに逃げるという毎日を過ごしていたんだけど、そんな苦境を救ってくれた10月の出会いはグラビア目的で買い始めたヤングチャンピオンとヤンサンと、ゴラク。ラインナップが中学生の娘の本棚を勝手にのぞくリーマンみたくなってるのはそういった経緯があるからなのです(自分語り終了)。去年に続いてランクインした作家は3組しかいない反面、すでにメジャーになった名前が上位に多いのが不満。その原因は読んでる雑誌の偏りだけじゃない気がするよ。
この作家に刮目!
かりん
かれんじゃないよ。かなんでもないよ。最近Cookie本誌にも掲載されだした頭おかしい系漫画家です。いちいちいろいろおかしい。覆面コンビニ強盗と恋に落ちたりとか、そのへんは独創性の範囲だけど、挿入されるギャグのレベルが高すぎる。かといって狙ってるのかどうかもわからない。それでいて最終的にはスタンダードな結末に着地させられるというのは奇跡的なんじゃないかな。Cookieはもういいかげん生え抜き作家が本誌で看板張れないとやばいので大いに期待したいものの、編集はよくわかってなさそうなので早く編集替われ!俺に!
初出・東京大学漫画調査班TMR 第34回調査報告『激漫の殿堂 マン・キホーテ』
2004年12月30日
コミックマーケット67
- 日時
- 12月30日(木) 10:00〜16:00
- 場所
- 東京ビッグサイト
- スペースナンバー
- 東エ25b
TMRはコミックマーケット67で調査報告を頒布します。告知が直前になり申し訳ありません。
本年度の漫画界を総括する「漫画ランキング2004」が特集の最新第34回調査報告『激漫の殿堂 マン・キホーテ』のほか、バックナンバーも用意してお待ちしております。
2004年11月26日
週刊少年チャンピオン;No.52;秋田書店
表紙巻頭は山本賢治の「ブラック・ジャック 〜黒い医師〜」の三回目。ケネス大佐の話。ここまでプロットを原作に合わせないで、もっとアレンジした方がいいと思う。作画のほうも、今回はヤマケン風味が少なくて少しさみしい。そういうことを期待するのは一般的じゃないだろうけど。
馬場民雄「ナルトヤ!」子供のつくるラーメン→家庭の味というのが安易すぎてむかつくけどもうしょうがない。施川ユウキ「サナギさん」に出てきたの森の妖精モジャーリー君はモリゾーに似すぎというか明らかに念頭におかれていて、シュノーケル等を食っちゃうあたりモリゾーのダークサイドという気もする。僕は両方すきです。
今号のチャンピオンLOVEはイ・セウン、次号は葵。次号の表紙巻頭は佐藤寛子。
2004年11月25日
アフタヌーン;12月号;講談社
先月号。本屋にはフィギュアつきの1月号が並んでいる。
三限に間に合うように余計な電車賃を使ってまで学校に行ったら休講だった。プイが学館に行くというので自分も行った。そこで落ちていたのでひさしぶりに通して読んでみた。プイの話だと、これのもとの持ち主はばばくんで、裏表紙がちぎられているのは印刷のときに彼が滝沢摩耶だけ持ち帰ったかららしい。もうすこしマンガを大切にしたほうがいいと思うよ。ラーメンだったら死んじゃうよ。
巻頭は「げんしけん」。だれかが会合に持ってきているのを読もうとすると、なぜか体が拒否してしまうのでいまだにちゃんと読んだことがない。とりあえず今回の話をよむ限りあまりおもしろくなかった。そのかわり激しく嫌悪することもなかった。やけにもてはやされているわりには、全体的に懐古的なものを感じた。いずれにしても近いうちに(キャラが自殺とかしないうちに)読まないといけない、んだろうなあ… あと、絵が萌えるという評判もあるけれど、たしかにこの絵を木尾が描いていると思うと萌えるかもしれない。これ単体で萌えるかといわれると、個人的には首をかしげたい。
「おおきく振りかぶって」これはポジティブな意味でちゃんと読みたいので、保留。「ラブロマ」読んだのは1巻を読んだ以来だが、感想変わらず。キャラクターの表情がまず好きになれない。ベタベタを楽しむというのが正しい読み方なのだろうが、それがわざとらしさに思えてしまう。これはもう好みの問題なので、しょうがない。
沙村広明の読み切り「エメラルド」は読みやすくて驚いた。「蟲師」安定していて安心。単行本広告の煽りとか、編集の仕事の領域になるものが中途半端な文語が使われていて逆効果になっている。こういう自意識過剰さがアフタヌーンといえばそれまでかもしれない。でも自分はそれが肌に合わなくて購読やめたんだよな、と思う。
豊田徹也「undercurrent」は印象に残った。モーニング月イチ連載でもいいかもしれない。風呂前有「ぺし」青年向け小学生漫画にありがちの萌えの過剰さがなくて悪くない。
巻末がちぎれているのでこのアフタヌーンは五十嵐大介「リトルフォレスト」で終わっている。雑誌としてはとても読後感のよい終わり方。滝沢摩耶があったらどうなっていたかわからないが、ここできれているのはとても自然なかんじがする。
読むのは半分ぐらいで、まわりの人間が買っているというのを考えると、自分でまた購読しようという気にはちょっとならない。また、読んでみるとやっぱりげんしけん(とラブロマ)が載っていることが買わない理由になってしまう。この二作品に流れる(「おおきく振りかぶって」もそうかもしれないけど)青かったころを懐古/回顧するような雰囲気が苦手。それ以上の理由は、またこんど。
2004年11月24日
Cookie;12月号;集英社
次号の発売は今週の金曜日。つまりこれはほとんど先月号。超いまさら。
もうずっと推している東村アキコ「きせかえユカちゃん」、今号はスグルアニキがついに小学校の教壇に立った。でも初っ端から滑りまくり落ち込む。ユカの助言で自身を取り戻したものの、生徒に「俺達がしっかりしなきゃダメだな…」などと思われて結局生徒にコントロールされる始末。って、これ「せんせいになれません」じゃねえか!
ということを自分で言っておきたかったのでいまさらと思いつつ記録。といっても、ダメ?教師と小学校の子どもの描写が生き生きしている(というか妙に生々しい)という共通点を東村・小坂のあいだにいままで発見できなかったのはちょっとはずかしい。マニア失格。
石田拓実「ジグ☆ザグ丼」は最終回。石田拓実の漫画にはかわりがなかったけれど、つぎはもうすこしわかりやすくていいとおもった。谷川史子「ホームメイド」、おかざき真里「フカミドリ」、いい感じ。そういえば『サプリ』をまだ読んでいない。今年中には。